インターグ株式会社は、国際認証制度「B Corp™(Bコープ)」認証を取得しました。
B Corp認証は、社会や環境、働く人に配慮した事業運営を行う企業に与えられる、厳しい審査をクリアした世界基準の認証です。
今回は、プロジェクトを率いた推進担当の齊藤萌乃佳さんにインタビューを実施!
これまでの道のりや今回の挑戦を通じて改めて見えてきた“インターグらしさ”についてお話を聞きました。

<Profile>
名前:齊藤 萌乃佳(さいとう ほのか)
略歴:大学卒業後、地方銀行に就職し、総合職として3年半従事。
2021年9月にインターグ株式会社へ入社。
Webマーケター、新規事業立ち上げ、経理を経て、現在広報を担当。
B Corp認証取得の推進にも携わる。
Q. まず、B Corp認証とはどのような認証なのでしょうか?
利益だけではなく、社会や環境、働く人にも向き合いながら事業を行う企業に与えられる国際認証です。
一言で表現すると、“良い会社”を第三者の視点で評価・認証する仕組みに近いと思います。
単なるイメージの良さや売上だけを見るものではなく、社会性・環境性・透明性・説明責任など、多角的な観点から評価されます。
第三者機関の審査や評価を受けた上で、80点以上の基準を満たさないと取得できない点も特徴です。
米国のNPO法人「B Lab™」が運営する国際認証なので、海外の企業と取引する場面でも、高い信頼性につながると感じています。
Q. なぜ、B Corp認証取得を目指そうと思ったのでしょうか?
インターグが大切にしている、“社会的価値のある会社であり続けること”を、第三者からも認められる形にしたいという想いがあったからです。
以前、代表の那須が「社会的価値のある会社を目指すだけではなく、それを維持し続けていることを証明できるのがB Corp認証だと思う。」「会社としてこれからさらに成長していく中で、B Corp認証は良い指標になる」と話しており、それが挑戦の原動力になりました。

また、B Corp認証は一度取得して終わりではなく、継続的な取り組みや見直しが求められる認証です。
「働く人を大切にしています」「社会や環境に配慮しています」と掲げるだけではなく、実際の取り組みや制度を厳しく審査されるからこそ、B Corp認証の価値は大きいのだと思います。
Q. 実際に取得まで、どのような流れで進めていったのでしょうか?
2022年に社内で本格的にプロジェクトがスタートし、私は2023年5月からプロジェクトに参加しました。
B Corp認証は、オンライン上で用意された約180~200問の質問に回答しながら、会社としての取り組みや制度を整理していきます。
質問は、「環境への負荷を低減するために実施している施策は何か?」「新入社員の何%がトレーニングを受けたか?」「どのような形で寄付や地域社会への投資を実施しているか」など多岐にわたり、回答内容によってさらに質問が増えることもありました。
必要に応じて制度やポリシーの整備も進め、80点以上の基準を満たした後も、B Labとの面談や追加確認が行われました。
Q. 最初のスコアや評価は、どのようなスタートだったのでしょうか?
実は、最初は40点台からのスタートでした...(笑)
当時は、B Corpとして求められている考え方や基準への理解も浅く、「何をどこまで整備する必要があるのか」を一つずつ確認しながら進めていました。

そこから施策を実施したり、すでに行っている取り組みを改めて整理したりしながら、少しずつ見直しを重ねていきました。
新しく何かを増やすというよりは、インターグが「元々大切にしていたこと」を、どう言語化し、仕組みとして形にしていくかを考えました。
そうした改善を積み重ねながら、スコアが少しずつ伸びていき、最終的には81.9というスコアで認証を取得することができました。
Q. 取得するまでに、特に苦労したことを教えてください。
一番大変だったのは、すべて英語での対応が必要だったことです。
質問項目への回答はもちろん、B Labとのやり取りや面談もすべて英語で行われます。
質問内容を日本語へ翻訳してもニュアンスが異なったり、専門用語も多かったため、「この解釈で合っているのか」と迷う場面がたくさんありました。

また、インターグはベンチャー企業だからこそ、良い意味で柔軟な部分が多い一方、社内の仕組みが整備途中の部分もありました。
「ボランティア休暇」などの新たな休暇制度を作成したり、各種ポリシーを新たに策定したり、“ないものを一から作る”ことも多かったです。
社内のどこに情報があるかも分からない状態だったので、関係各所との調整にも苦労しました。
しかし、一つひとつの課題をクリアしていく中で、会社としての『ありたい姿』を改めて見つめ直す、とても良い機会になりました。
Q. B Corp認証では、どのような点が評価されたと感じていますか?
B Corp認証では、「ガバナンス」「労働者」「コミュニティ」「環境」「顧客」の5つのカテゴリで企業が評価されます。
インターグは、その中でも「労働者」のカテゴリが特に高い評価でした。

福利厚生や柔軟な働き方ができる環境づくりなど、働くメンバーを大切にする取り組みが評価されたと思います。
代表の那須の“働くメンバーに還元したい”という強い想いが、そうした環境づくりにつながっています。
また、社員だけではなく、業務委託や取引先など、「関わる人すべてを大切にする」というインターグらしさも、評価されたポイントだと感じています。
Q. B Corp認証を取得できたとき、率直にどんなお気持ちでしたか?
一言で言うと、本当に感無量でした!
B Corp認証は認証基準が本当に厳しいので、「認証取得までたどり着けるのか」という不安は常にありました。
面談後に追加確認や見直しが入ることもあったので、結果が出るまではずっと緊張していました。
だからこそ、正式に取得が決まった瞬間は、涙が出るほど嬉しかったです。
ここまで積み重ねてきた取り組みがしっかり形になった感覚がありましたし、“諦めずに最後まで向き合ってきて本当に良かった”という気持ちでいっぱいでした。
Q. B Corp認証取得によって、社内外で変化したことはありますか?
日頃から取り組んできた活動を可視化したり、一つひとつ制度化したりしてきたことが認証取得につながったため、取得後に社内がガラリと変わった、という感覚はありません。
一方で、取得後に外部から取材いただく機会が増え、企業としての信頼性や社会的な評価として社外の方々にも届いているなと感じています。
また、取得に向けて進める中で、ゴミの量の可視化や各種ポリシーの整備、制度の見直しなど、B Corp認証取得を目指していなければ着手していなかった取り組みがたくさんあります。
認証という「結果」だけではなく、会社としての取り組みを改めて見直す機会になったことこそが、大きな変化だったと感じています。
Q. B Corp認証取得を経て、今後どんな会社であり続けてほしいと思いますか?
B Corp認証取得は、あくまで一つの通過点であり、さらに良い会社を目指すための" 新しい挑戦 "が始まったと感じています。
インターグの原点である「働く人を大切にする」という軸は、会社が成長しても変わらず大切にしていきたいです。
その上で、時代や組織の変化に合わせて、制度や環境をアップデートしていき、社会的価値のある会社であり続けたいです。
最後に
B Corp認証は、単に制度や仕組みを整えるだけではなく、“会社としてどう在りたいか”という本質が問われる認証です。
今回のインタビューを通して、インターグが日頃から大切にしてきた考え方や取り組みが、B Corp認証という形で評価につながっていたことが伝わってきました。
インターグはこれからも、「一人の幸せから、世界を変える。」というミッションのもと、社会的価値のある会社を目指して取り組みを続けていきます。




